”ゴールデンカムイ”というアニメが面白い。北海道のアイヌの生活がよくわかるような。


ゴールデンカムイというアニメ。

最近見つけた、 Amazon でやってるゴールデンカムイというアニメ 実に面白いです。

北海道のアイヌ人の話で、明治時代にアイヌ人が貯めていた金塊が盗まれた。

その盗んだボスが、投獄されて 獄中で 同じ罪人たちの体を借りて入れ墨を彫った。

金塊を埋めてた隠し場所を示す地図を バーツバーツで罪人たちの体に彫っていった、そしてその罪人たちはほうぼうに散らばって逃げてしまった。

ある男から この話を聞いたのが 杉本という兵隊であった。


■ゴールデンカムイ

この杉本という男は不死身の杉本と言われて、戦争で各戦場を経験したが 死ぬことなく生きながらえてきた。

戦地から帰り北海道にいる時に ある男からすごい話を聞いた。

で、その男の体にも 刺青があった。

そうこうしてるうちに熊に襲われて その男が死んだがそれを追ってきた杉本は、アイヌ人の子供と会う。

で そのアイヌの子供に、金塊の話をして 一緒に刺青を集めて地図を作って金塊を掘り当てる、ということで二人で組むことにした・・・、それから旅が始まる。


■不死身の杉本

アイヌの慣習がいい。

そんな感じのストーリーだが、このストーリーの中に出てくるアイヌ人の慣習が非常に面白い・・・、食べ物や道具の作り方 いろんな慣習が出てくるが 何とも言えず興味をそそられる。

で このアイヌ人について少し調べてみたが・・・、カムイというのは神的存在のことで神から見れば、アイヌというのは人間という意味で  アイヌ人たちは神を信仰しながら平和に生きている。

慣習的にアイヌ人は争いごとが好きではないし、人を殺さない・・・、そんな平和主義である。

長い目で見ると、日本人のことを和人と言うが、戦争争いの結果、アイヌ人たちは日本に取り込まれてしまう。

それはアイヌ人は争いが嫌いなので、要するに人を殺さないので戦争はしない・・・、その結果吸収されてしまう、 そんな人種なのだ。


■ハシリパさん

ある先生が言っていたが、人殺しの好きな人種が長生きをして、人殺しの下手な人種は生き延びることができない・・・、そういった昔からの 人類の進化過程が理不尽で不自然だ。

人類が滅びるまで そういうことがずっと続くのか・・・、と うれいていたが  いわゆる、暴力が正義だということになる・・・、そんな理不尽は許されるものではない。今は 仕方ないとは思うが やっぱ、殴られたら殴り返す そうしないと殺されてしまう。

文明はまだ、歴史が浅い。

アイヌの人々が 日本の北海道から東北にかけて 日本の先住民として生きてこられたが・・。

歴史を見ると  日本列島に人類がわたって それからの歴史を考えると 4、5万年前の 石器時代や 旧縄文時代からの歴史を持っている人たちみたいだが、また 顔に多少特徴もある・・・、沖縄の人達とも似ている感じがする。

今の時代に存命なアイヌの人たちは、1万何千人とも言われるが、確かな数字は出ていない。

人類の近代文明というのは 2000年ぐらいのもんだと思うが、人類の歴史という意味では 200万年前ぐらいから あって、石器時代が非常に長かった。

その後、急激に集団を作ったり、話をしたり、建物を作ったり 生活が進化していく。

今のような便利でいい生活は、ここ2,000年ぐらいのことで 人類は案外、下積みが非常にながく 近代文明といわれるような時代は ほんの少しで 非常にその歴史が短い・・・、そんなことを感じる。


■土方歳三

この漫画で紹介されている アイヌの慣習も非常に良いが、アイヌの人たちのかずかずの歌や伝説が 非常に興味深い。

歌に関しては 沖縄民謡と少し似ているが、アイヌの民謡の方が少し寂しげで良い感じがする、情緒があって 非常に興味深い。

また、語り継がれる話は、いわゆる 民話のようなものは、一定のリズムののって語られ 内容的には やっぱ、神と人間との話が多くって いろんなものに 神が宿っているのか 神が差し向けたのか・・・、それに対峙する人間のはなし。

アイヌとカムイがともにいきてるというか そんなところがすごくいい感じで この”ゴールデンカムイ”っていう物語 アニメは そんなアイヌの事が すごく出て来て・・・、ストーリーはまだ、先が長い感じがするが・・・、とにかく 動物の脳みそを食べるときには 塩をふって食べるとおいしいらしい・・・、そっちの話のほうが興味深い。


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