アポイントといえば、昔すごい人がいた。


バブル期のゴルフ会員権販売会社で

まだ、若い時だったが 昔、ゴルフ会員権がすごく売れた時代があった。まさにバブル期の末期ぐらいの時代でしたが、ゴルフ会員権が400万円だとすると、コミッションといって個人歩合が15万円とか20万円とか すごい高額な歩合だった。

個人の月間給与が20万で その金額に歩合が上乗せされていく。2本までが15万円で3本目から 20万円って感じの歩合制度で 5本を1カ月で売ると 110万円って感じの給与になる。これがすごいでしょ、まさにバブル期です。

っていうことは部長クラスになるとです、給与が300万円から500万円ぐらいになる。

実際 そんな感じでしたから、ただ、そのクラスの人たちは やっぱ年齢もたかく 2年3年は経験があるって感じの方々でしたが、それにしても給与が役員クラスです。じゃ~社長はいくらもらってるって感じですが・・・。

バブル期がすごかった。

バブル期っていうのは、国がイケイケで 担保価値のある土地の値段をバンバン上げて 土地担保で銀行からお金を借りる そのお金を借りる時の割合も異常で 2倍貸しみたいな、土地の評価を上げて たとえば、300万円の土地が評価1000万円でその倍を銀行が貸すってことで 300万円が2000万円にって感じのお金の振り方で。

商売をされてる方だと 1000万円入った通帳を使ってくださいって銀行が持ってくるような時代です。

土地も2億円の土地が転がって 10億円ぐらいになる時代です。

マンションも2000万円で買ったものが5000万円になったみたいな、個人にも還元があった。そんな時代でゴルフ会員権も売れました。売れたといってもすべて投資目的で 400万円が特別縁故という枠で 最終の販売価格が2000万円ってことで、400万円が2年で2000万円になるっていう投資ですが、人間はこんな話が大好きで・・・。

でも、株価は徐々に下がってましたから バブル崩壊は見えてた時期ではありました。

電話1本で 400万円のものを売る。

そこで、同じフロアーで同じ営業をやってた方で アポイントの段階で契約につなげていく・・・、これがすごかった。

400万円のものを電話1本で しかも初めて電話して それで契約を決めていく。

しかも相手は会社の社長で そんな方が400万円の会員権の話を了解するって すごいって思いましたが。通常は、少しだけ話を聞いていただければ ってことで とある会社の社長に初めて電話をして 5分だけとか言って 挨拶がてらって感じで会社を訪問する。それで話を聞いていただいて 検討していただいてって感じで。

しかも ほぼ1日に1件かぐらいしか アポイントが取れない。そんな状態の時に 電話で話が決まって 今から契約書とお金もらってきま~すって感じで。どう考えたってすごいって感じでしたが・・・、まっ、あたってる市場がすごくよかったっていうのもあるが それにしてもって感じでした。

この時代ですから、入社されてくる方も海千山千で 会社の元経営者だとか借金がすごくある方とか 優良企業出身の方とか そんな感じでしたが。そのかたはすごい強気の営業アポイントでした。

買わないといった選択肢はないでしょ・・・、みたいな。これだけ条件のいいものを しかも効率のいい投資で いまならあり得ない金額で・・・みたいなすごい強気の営業でした。やっぱ、営業は強気で無いといけないとは思いました。

ただ、態度はすごくしたでにって感じで行かないととは思いますが。自分を買っていただかないとということですから。


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