とある”証券会社”の営業5


登録外務員試験をうける。

先物取引の会社では、いい営業姿勢的なものを教わった。その点は非常にメリットがあった。

もちろん、登録外務員試験を受けないといけないので 入社して3カ月は勉強をさせてくれる。少しずつですが、毎日勉強していく。

そんで、最終的には 運転免許と一緒で 大概、出題傾向の問題を ほぼ、同一ぐらいのものを教えてくれる。これだけ暗記してればOKって感じです。まるで運転免許の試験と同様です。

多分にこれぐらいの企業というか業界は 大学受験の経験があれば、大概の試験は合格する。社会は やっぱ、多数決なので 学歴のレベルで学問的なことは、処理できる。そりゃ、みんなに合わせてますから・・・。

運転免許がむずかしければ、トラックの運ちゃんなんていないです。

その勉強と並行して、見込み客のリストづくりをさせられる。

リストづくりをする。

当時は、世間的にもコンプライアンス的に甘かったのかもしれないので やりたい放題です。

官庁系の名をかたって 会社に電話をして”アンケート”の送付に際して 人数確認をしていますので 上の名前だけで結構ですので お教えいただけますかって感じで いろんな企業に電話をしていく。結構、簡単に事務員さんが名前を教えてくれる。それで、リストを作って 営業さんがアポイントを取るってことで。

その中からお客さんが生まれてくる。これが、市場選び、選択ってやつで 業種によってあたりはずれがある。良い業種にあたったら、結構な確率で契約が取れるし、だめなものはだめで。はじめから いいリストを任せていただくって事はほぼないが、営業が進むにつれて やっぱ、上司の方が調整してくれるので あまり、数字が上がらないと これやってみたらって感じで いいリストを振ってくれる。

むやみやたらに市場にアプローチをうって そのうち 営業の神様が契約をあたえてくれるっていう方法もあるが、大概の営業はリスト次第です。

無駄な労力はやっぱ、ナンセンスかなって感じですが、1か月ぐらいは無駄になっても できれば、いいリストで バンバン、売上を上げて利益を持って次の事を考えたほうがいいような気がしますが、とりあえずはリスト次第です。

アポイントをとる。

それで、ようやく外務員の試験に合格して 営業に出ることができるようになる。そして、今までつくってたリストとかから、アポイントを取り、アポイントの取り方も”マニュアル”通りで 特に電話の場合は 目の前にマニュアルをおいて 読めばいいので非常に簡単ですが。ただ、10中8、9は断られますが、それが、精神的につらいって事だけですか・・・。

でも、10人に一人は聞いてくれる感じで でも、いざアポイントが取れるかっていうと 1日1件がせいぜいで・・・。

昔は あまりアポイントがとれないと 灰皿が飛んで来たり ガムテープで電話と手を巻きつけられたり、新聞を丸めた棒状のもので頭を叩かれたり 夜中の12時までアポイントをやらされたりと 結構なもんです。

まっ、この辺の手のぬき方とか やりやすい方法とかいろいろあって、やっぱ、先物相場だとわかると断られるので そのへんはわからないようにとか、お時間とらせませんので、ついでに・・・とかそんな感じです。多分に上司はとったアポのリストの種類をみれば、そのアポがいいのかどうかぐらいは検討がつくので そのへんは無駄な労力だとわかっていても訓練です。

でも、それで営業力がつくような気もせんでもないが・・・どうでしょう。


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