とある”証券会社”の営業2


朝は出社が8時15分

北浜にある、とある先物取引の会社に入った。朝は出社が8時15分ぐらいで、朝出社したら、先輩方のデスクを雑巾でふき 朝一の日経新聞をデスクの上に一人づつ配っていく。こんな朝の仕事ですが、それを終えると 朝飯のサンドイッチと飲み物を・・・。

その後は朝礼ですが、朝礼のあとは、各般のミーティングですが。その後に 相場がたつ9時ぐらいになると 昨日、客先を訪問した会社の 営業の先輩方が、電話を持って 朝一、9時前ぐらいに客先の会社に電話をして 昨日訪問したお客差に取り次いでもらう。

そして、口頭一番ですが、”昨日は大変失礼いたしました。

〇〇さんですね、昨日御紹介した砂糖の相場が大変なことになってまして・・・。”って感じで始まりますが、しかも大声ではじまります。

びっくりですが・・・。

ゲタあずけ営業です。

この営業は、簡単にいうと”ゲタあずけ”的な営業で、興味ありそうな人にアポイントを取って 訪問して 商品の紹介をする。その時に 証券のことですから、”こんな条件がそろえば、暴騰して大儲けできる”みたいな話をする。

”でも、そんなことはほぼ ないですが・・・。”って感じで。

これがゲタあずけで そのことを次の朝一番に 電話をして 昨日言ってたことが起こりましたって仕組みで お客さんに話をする、それも相当大きな声で 真剣にです。その電話でのコミュニケーションを、まっ営業ですが30分ぐらいはする。呆れて電話をきってしまうお客さんもいれば、真剣に聞いてくれる客もいるわけで そんななかで相場が立ってる時に 注文を入れる。

20枚がいで大豆なら140万円分ぐらいの注文になりますが、これがまた、言っちゃ悪いがスレスレのタイミングで 少し強引に注文を入れる。いえば、少しでも”ハイ”っていったら 注文をいれていく、勘違いでもいいぐらいの注文を入れる。

相当粘りますが そんな感じです。

言った言わないぐらいのオーダー

こんな感じの無謀なオーダーを毎日のように上げていく。すごい勢いですが・・・、周りでは、昨日のお客さんがいなかったとか、訪問していない人間が、周りで”暴騰!暴騰!”って叫びまくって そのフインキ作りをする、これが実におもしろい。

なんしかお祭り騒ぎって感じで 仕事してるって感じになります。新聞をまるめて 机をたたきながら、”暴騰!暴騰!”を連呼です。

受話器を持って営業する人間は 一生懸命にまくしたてる。そして オーダーを上げてくる。

これは ま~口頭上の契約なので 書面上の正式契約は 次の機会にもらいうけてくるって感じではありますが、その時が実に厄介ですが・・・、それもまた、営業ですが。


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