とある”証券会社”の営業3


”あっ、はい”みたいなオーダーで

”暴騰、暴騰”を連呼して 営業をかける。

これってプッシュって言ってましたが、まさに押してる感じです。お客さんをおしてる感じでプッシュするって言ってる、いい感じです。

お客さんもあっけにとられて ”じゃ、わかりました”とか そんな言葉は一切なくっていうか まれにあるかもしれないが、ま~ほとんどないに等しい感じではあるが・・・、ほとんどの場合は”あっ、はい”みたいな不意を突かれて感じの返事で その言葉が来れば 即、注文です。

”大豆20枚買い”って感じです。

キャン止めから始まる。

そして、その後 管理として上部のものが確認を取る。”先程は〇〇が大変失礼しました。ご注文は責任もって 入れさせていただいておりますので ご安心ください。

つきましては、正式書面の頂に上がりたいのですが、・・・”って感じですか。もちろん、お客さんも そんなつもりじゃないみたいな、注文を出した覚えはないって感じの返答で。

ただ、その件も含めて とりあえずはお伺いしますので って感じですか。それで、客先の会社のほうに再度、上司とともに訪問する。そうすると、やっぱ、”注文はキャンセルしてください。”とか”注文を出した覚えはない。”って感じの返答がほとんど。それをどうにかして 理解させて翌朝の集金に持ち込む感じです。

これが、結構な営業ですが、結構力が付きそうです。基本的には”キャン止め”をするわけです。その時のツールとして 新聞ネタが多少必要ですが、大概は 日本は大豆なら、ほぼ海外からの仕入れで 特にアメリカからの仕入れが多い。

そこで 朝のニューヨークの外伝とか、湖の凍結ネタで 需給バランスが乱れてって感じですが。特にものが足りなくなったので それをかんがみて値段が高騰したっていう感じの話ですが。

これが今後もしばらく続くので 多分に今後も値段の高騰が予想されるって感じの話です。

それで、期間的にも短期勝負ということで 1週間ぐらい見ていただいて、いっきに儲けを出して 売れば大丈夫、だからいったん入金していただいて 1週間で結構ですから・・・。って感じですが。お金をどうにか都合してもらう。

どんな方法でも構わないってことで。そんな感じの契約事項で処理をする。

先物は追い証拠金がかかる。

これで、いったんは入金して頂いて 注文が立ったようにしておく。この辺もすごく微妙ですが・・・。

それで、次の展開があるが、それは、その金額に上乗せをして また、買ってもらう方法で、ドンドン金額をふっくらませていく。140万が280万 こんどは、500万 次は1000万って感じで 出るところまで出す。

やっぱ、鉄は熱いうちにって感じの営業ですが。ようは、値段が上がるといっておいて 値段が逆に下がる、その時に 先物の場合は”追証”っていうものがかかる。今の株式の信用取引とか 為替のFXなんかと同様に、先物の場合は、ほぼ、証拠金で満額の相場を立てている。

なので、儲けも大きいが損金も大きい。

特に 証拠金われすると、追加の証拠金を立ててもらう必要がある。ほぼ、証拠金の半分をわったところで 補充してもらう形になるので その時に損金が出ないように 買いに対して売りの 向かい玉っていって”両立て”をする感じになる。これが実質上の買い増しという形になる。

追い証拠金を利用したって感じでよく出来てる。やっぱ、先人の知恵ってすごいです。

こんな感じなら どんどん、膨らんでいく。


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