むかし、瀬川彦次さんという”チヌ釣り名人”がいた。

チヌのかかり釣り

チヌのいかだ かかり釣りに凝っていた時に・・・、っていうか チヌ釣りに凝ってしまって でも、どこに行ってもチヌが釣れない。


■瀬川彦次さんです。

そんで いろんなビデオを見て勉強しようと思った。そこでこの”瀬川彦次”さんのビデオに出会った。その頃は この瀬川さんは”京阪チヌ釣り研究会”だったっけ とりあえず、この”京阪チヌ研”の会長だった。

そんで 昔は”釣りビジョン”もなく youtubeもなくで 教育的な情報があまりなかった。そこで3000円ぐらいのビデオを買ってみるぐらいしかないので・・・、ま そんな時代だった。

釣行に関しても いろいろ込みで 1回いくと20000円ぐらいかかった時代で ゴルフにいくのと同じぐらいだったっけ。

それで 毎週のようにチヌ釣りにいってたって時代で 結構いい時代だった。

瀬川彦次の釣法


■チヌ釣りの名人です。

で、瀬川さんがすごいと思ったのは、それまではチヌ釣りと言ったら ”森薫”(もりかおる)さんのような釣り方、筏のかかり釣りの方法ですが、中どおしおもりをつかって 浮きゴムをつまようじで固定して さきに釣針のような仕掛けの作り方、要は確実に海底に着底させるために 中どおしオモリで きちんと着底させて オモリを固定してあたりを取りやすくする。

ダンゴを使うときには 仕掛けをそのままの状態で ダンゴが勝手に割れて じっとチヌが来るのを待つ。そんな感じの釣りだったが・・・。

瀬川さんの釣り方は 常に手持ち竿で 手で持ってるとチヌがえさをさわった 口にしたっていう感覚が伝わってくるっていう 釣り方で。それも固定のオモリとか 中どおしのおもりを使わずに ほぼ、完全フカセ、おもりを使っても2Bとか3Bとかの小さなオモリ。完全に違うのは しゃくに餌を乗せて たとえば、”ぼけ”なら ぼけをしゃくに乗せて 遠投する。


■ご愛用だったリール。

で、時間は使うが完全フカセでえさが着底するまで じっと待つ。

そんな感じの釣り方、餌が自然に落ちていく感じを演出する。これが結構きく。

最近は道具も一層 よくなった。

チヌって魚は やっぱ、頭がよくて警戒心があってなかなか餌を食べてっくれない。もちろん、くい気がめっちゃあって ガンガン引いてくる時もあるが 大概はそんなには引かない。特に大きなチヌほどひきがめっちゃ敏感でわかりにくい。

ぼけとかの柔らかいえさは引きが結構、明確だけど あけみ貝とかになると ほとんどわからないくらいに敏感で でも、その微妙な感じがチヌ釣りのだいご味で これではまってしまう感があるが。


■この赤、特徴的です。

この瀬川さんの釣りは そういうだいご味を助長するかのように チヌの釣り方を教えてくれる。そこが面白かった。

最近は、いいロッドやリール あと、ラインとかいろいろできて来て やっぱ、いいロッドっていうのは そういったチヌの微妙なあたりを感じられるものだったり、PEを使ったりして 敏感にあたりを取る方法とか そんないい道具もたくさん出てきているが、結局そういうことになるが。


■このビデオ勉強になります。”広角釣法”

今思うと瀬川さんの釣りは 今でいうバス釣りのような 戦略的な釣り方、攻撃的な釣り方で。

バスの場合もいると思われるところに いかに自然に餌を落していくか、動かしていくか、そのための餌の種類や 餌を動かす方法をいろいろ考える。

瀬川さんも 釣りスタイルが変化する時代を予測して もっと、チヌ釣りが面白くなるようにと考えた人なんだろうと・・・、そんな気がしますが。

そのへんがチヌ釣り師とか 名人といわれる人の考え方かと・・・、さすがの先人、名人です。

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