下関の”旧秋田商会”、関門ノスタルジックですか?


門司港の駅かいわいはすばらしい。

北九州の門司っていう場所が好きでよく行きますが・・・、よくってうか 3回ぐらいしか行ったことありませんが、取りあえず歴史的建造物がおおいので 門司って街全体がレトロって感じです。

特に、門司港っていうJRの駅あたりです。そこから舟に乗って対岸にある、下関には ずぐにいける感じで また、この下関って町もすごくいい町です。

同じく歴史的建造物が多く残ってます。で、いつも唐戸市場かなんかで お茶してますが・・・。今回はその界隈にある この”旧秋田商会”です。


■建物正面が素晴らしい。


■旧秋田商会ビル

唐戸市場から道路沿いにでると 結構大きい道路の交差点見たくなっていて その道路に沿って目立つ形で このビルが建ってる。見るからにレトロビルなので すぐにわかる。

これも大正時代に建てられた近代建築で もちろん、登録文化財にもなっている。

中に入っての見学は結構、自由でこの秋田商会の歴史的資料が多数展示されている。

秋田商会は総合商社です。

秋田商会は、簡単にいえば総合商社で 日清・日露戦争期に 食料や木材の運搬で莫大な資産を築いた会社で アジア圏、台湾た朝鮮、満州等にも支店をもってた 結構、大きな会社だったそうです。


■入ったところの廊下


■展示品


■先祖さま?

だけど、いつの時代も貿易って儲かる商売です。国家間格差っていうのか それを利用しない手はないって感じで 資力があればやってみたいものです。

多分 今の中国でも 中国で50円で作って 日本で500円で売ることは可能なんでしょう。

原価の10倍ですから そりゃ儲かります。そんでこれだけ立派なビルをたったというか・・・。大正時代なんかは 日本国内での人件費もやすく 貧富格差は相当なものがあってでしょうから これぐらいのビルが建つのはあたりまえかな~。


■日本間がすばらしい。


■当時のパーティーかなんかですか?


■日本間

建造費も比較的に 今の時代よりは安かったのではないかとは思います。今の建造物って 技術的には進化しててもデザインが簡素・・・、でも、昔の 特に明治・大正・昭和初期の近代建築っていうのは デザインがゴージャスっていうか 見た目にわかるくらいの 当時の、西洋感があります。

なので 目立つ! その一言に尽きます。

昔は船(軍艦)が脅威だった。

そして やっぱこの時代は”舟”です。いまの原爆と同じぐらいの 国家間の抑止力がある、まさに”力”の象徴です。それに追随して 廻船とか船での諸外国間との貿易です。


■このレトロティックな階段がたまらない。

これも 結構な資力がなければできないことなので 良家に生まれた資産持ちにしかできない商売です。

もしくは、岩崎弥太郎のように 頭がよくって藩や国の役人になって 藩や国を利用できる人間にしかできないことです。この辺っていうか この九州界隈、特にここは長州界隈ですから 弥太郎みたいなチャンスもあったでしょう。秋田商会の創業者はわかりませんが・・・。


■秋田商会のハッピ、和洋折衷的風景です。

今の日本の政治も 長州・薩摩は強いですから この辺の歴史は まさに日本の近代史をものがってる地域です。

ですから魅力がある。そんな秋田商会界隈です。


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