”大阪市中央公会堂”の”内部の見学会”に行った。


北浜の中之島公園にある”中之島公会堂”

大阪の北浜にある”中之島公会堂”、ここの内部の見学会の抽選にあたって参加してみることにした。この中之島公会堂のある場所は 北浜の名前の通り、中の島で この前が川になっていて その川のほとりが中之島公園。この公園が天気の日なんかは、なかなかの場所でたくさんの人たちでにぎわう場所である。都会のビルのなかに大きな公園がある感じで 場所も北浜なので結構、有名企業のビルばかりって感じで 結構な絶景です。


■岩本栄之助像

岩本栄之助

この中之島公会堂も横の図書館と並んで レトロ建築?近代建築としてはすごく 見栄えがある。特にこの”中之島公会堂”は目立って仕方がないほど 色的にも鮮やかで ”ハリポタ”にでてきそうな まさに、洋館である。この洋館、結構ないわくつきで、明治の後期に”岩本栄之助”という時の相場師が親の遺産と私財を合わせて 当時、100万円を寄付して その資金で立った建物で、その後彼は、相場で失敗して自殺した。そんな物権である。岩本栄之助は当時相場の風雲児で、当時 渋沢栄一率いる渡米実業団に参加し、アメリカの公共施設の立派さや、寄付という習慣に感銘を受け 日本に帰ってこの公会堂の建設を実現した。この建設場所は、元 浜田藩の蔵屋敷跡になるらしい。


■完成模型ですか?


■このアーチ型の窓が豪華


■天井の絵、ヨーロッパの城とかと同じ?


■柱と壁画

岡田信一郎案が1位

この公会堂の設計に当たっては 懸賞付きの建築設計協議において岡田信一郎案が1位となり、辰野金吾・片岡安が実施設計を行って、大正7年11月にオープンした。ただ、構想した岩本栄之助は、相場に失敗し大正5年に自殺したため この建物の完成をみることはなかったらしい。建物は鉄骨煉瓦造地上3階・地下1階建てで、ネオ・ルネッサンス様式のバロック的な壮大さを持つ。また、松岡壽によって天地開闢が描かれた特別室の天井画・壁画が特徴で、ロシア歌劇団の公演、アルベルト・アインシュタインを始め、ヘレン・ケラーやガガーリンなどの歴史的人物の講演も行われている。


■建築のいきさつ


■古い資料


■資料

内部見学会は、特別室がメイン。

今回の内部見学会は、以上のようなこの公会堂の建てられた経緯とか、その資料が公開されている部屋や、また、”特別室”に入っての この建物の紹介等であった。職員の方でしょうか 女性の方が懇切丁寧に説明してくれた。特に 天井の絵や、見事なアーチ型の窓、それに施されてる装飾や、壁面の絵、ステンドグラスや柱など、本当 見栄えがする。要は、洋式で海外の城や、歴史的建造物なんかに行くと 特にヨーロッパかな、フランスとかイギリスとか 海外で紹介されるところの建物の形状とよく似ているって感じで 特に天井の絵なんかは まさにその通りで あと壁の人物がなんかも 海外の協会の壁面にある絵のような感じである。ただ、この部屋は絢爛豪華です。なんかお金かかってるって感じです。この公会堂は外から見ても すごく見栄えがするが、この特別室も必見です。すごいね・・・。


■外塀がすごくいい。


■周りはビルだらけの街の真ん中です。


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