年に一度の立春朝搾り 鶴岡、寒河江で出荷作業

「立春朝搾り」、千代寿虎屋は2003年、加藤嘉八郎酒造は06年から参加している。

立春の4日に合わせて醸造する新酒「立春朝搾り」の出荷作業が4日、鶴岡市の加藤嘉八郎酒造(加藤有造社長)と寒河江市の千代寿虎屋(大沼寿洋社長)など全国の酒蔵で行われた。搾りたてを味わってもらおうと、全国の酒蔵や酒販店などで組織する日本名門酒会が1998年から毎年企画している。千代寿虎屋は2003年、加藤嘉八郎酒造は06年から参加し、年々出荷数は増えているという。今年は34都道府県の40酒蔵が計約29万7千本を販売する。

加藤嘉八郎酒造では昨年12月に仕込み、県産の美山錦を使用した純米吟醸酒を製造。前日に酒搾りを始め、4日早朝から瓶詰めを行った。午前6時半ごろから酒販店の関係者ら約30人がラベル貼りを担当。鶴岡市の荘内神社でおはらいを受けた後、出荷された。

杜氏(とうじ)の志田潔さん(57)は「すっきりとした味わいで、日に日に上品な甘味が増してくる。味の変化も楽しんでほしい」と話した。同社では720ミリリットル(税別1500円)を4778本、1.8リットル入り(同3千円)を1887本準備した。

※初しぼり 初出荷 ありがたいです。おいしそうです。

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